ボクシングの３大世界戦（４月１５日、横浜アリーナ）の会見が１９日、都内で行われ、ＷＢＣ世界フライ級王者の比嘉大吾（２２）＝白井・具志堅スポーツ＝が同級２位クリストファー・ロサレス（２３）＝ニカラグア＝と３度目の防衛戦、ＷＢＣ世界ライトフライ級の拳四朗（２５）＝ＢＭＢ＝が同級１位ガニガン・ロペス（３６）＝メキシコ＝と３度目の防衛戦を行うことが発表された。ＷＢＡ世界ミドル級王者の村田諒太（３２）＝帝拳＝の初防衛戦と併せて行われる。

　比嘉は４日に地元沖縄で日本記録に並ぶ１５連続ＫＯで２度目の防衛に成功したばかり。わずか中２カ月での防衛戦だが「早いなと思いましたけど、毎試合終わって１週間たたないうちにトレーニングを始めるので、何の問題もないと思っています」と意識していない。

　相手を「手数も多くて、左フックでＫＯ勝ちしている試合も多い」と警戒しながらも、「何ラウンドがいいですかね。どこかで決めるのは間違いないので、１から１２ラウンドの中で倒せればいい」と日本記録を更新する１６連続ＫＯを宣言。また、隣席の拳四朗を「先輩ですけど、自分より甘いマスク」と評し、「自分はオッサンだと思われているところがあるので、女性人気を増やしていきたい」と色気も見せた。

　拳四朗は昨年５月に小差の判定で王座を奪った相手との再戦。「この試合は決まるだろうと思っていたので特に何も思わない。いつも通り」と平然と話し、「サウスポーで多少やりにくいですけど、２回目なんで。次はバッチリ、比嘉選手みたいに倒したい」とＫＯでの返り討ちを予告した。