比嘉、拳四朗、村田 トリプル世界戦 “具志堅式”で15戦連続KOだ!
ボクシングの3大世界戦(4月15日、横浜アリーナ)が19日、都内で発表された。WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が同級2位クリストファー・ロサレス(23)=ニカラグア=と、WBC世界ライトフライ級の拳四朗(26)=BMB=が同級1位ガニガン・ロペス(36)=メキシコ=とともに3度目の防衛戦を行う。メインイベントはWBA世界ミドル級王者の村田諒太(32)=帝拳=の初防衛戦となる。
“具志堅式”で日本記録更新と王座統一だ。今月4日に地元沖縄で日本記録に並ぶ15連続KOでのV2防衛を果たした比嘉に、約2カ月の間隔でV3戦が決まった。「早いなと思いましたけど、1週間たたないうちにトレーニングを始めるので、何の問題もない」と意識しなかった。
現在では異例と言える短期間での防衛戦について、具志堅用高会長(62)は「(今年は)4試合ぐらいしたい。(前戦は)1回で終わって次のステップに入りやすかった。勝ってWBAと統一戦をやりたい」と説明。世界王者時代に年4度の防衛戦を行った自身と同じペースで試合をさせる考えだ。
比嘉はロサレスについて「手数も多くて、左フックでKO勝ちしている試合も多い」と警戒しながらも「1から12回の間に倒せればいい」と日本新記録の16連続KOを宣言。21日には米国・ロサンゼルス合宿に出発し、24日には統一戦の標的となるWBAの世界王座決定戦を視察する予定だ。