井岡一翔氏の後継王座にダラキアン ビロリアに大差判定勝ち

 「ボクシング・WBA世界フライ級王座決定戦」(24日、イングルウッド)

 世界戦3試合を含むイベント「スーパーフライ2」が24日(日本時間25日)、米国カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催された。タイトルマッチの先陣を切って行われたWBA世界フライ級王座決定戦では同級1位のアルチュム・ダラキアン(30)=ウクライナ=が、元世界2階級王者の同級2位ブライアン・ビロリア(37)=米国=に3-0の大差判定勝ちした。

 この王座は、昨年大みそかに現役引退を突然発表した前王者・井岡一翔氏が11月9日付で返上して空位となっていた。ダラキアンは“ハワイアンパンチ”ビロリアの強打を警戒しながら距離を確保し、終始試合をコントロール。7回に被弾があった以外は、9回に減点1を受けたくらいで、ジャッジ3人全員が118-109という大差を付けた。

 無敗で王座を獲得したダラキアンの通算戦績は16戦全勝(11KO)。大流血の末、王座返り咲きに失敗したビロリアは44戦38勝(23KO)6敗。

 「スーパーフライ」は昨年9月に同州カーソンで初回を開催。4階級を制覇したローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)らスーパーフライ級の強豪が参戦して好評を博した。すぐに続編が企画されたが、ゴンサレスや井上が不参加を表明。今回はスーパーフライ級だけでは興行が成立せず、フライ級のタイトルマッチが組み込まれている。

 米ケーブルテレビ局・HBOが有料放送する3カードは、ドニー・ニエテス(フィリピン)-フアンカルロス・レベコ(アルゼンチン)のIBF世界フライ級王座戦、カルロス・クアドラス(メキシコ)-マクウイリアムス・アローヨ(プエルトリコ)のWBC世界スーパーフライ級挑戦者決定戦、シーサケット・ソールンビサイ(タイ)-フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)のWBC世界スーパーフライ級王座戦となっている。

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