岩佐、初防衛へ鬼門打破だ!ネリの体重超過には動揺隠さず「馬鹿みたい」
「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(3月1日、両国国技館)
前日計量が28日、都内で行われ、IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(リミット55・3キロ)は王者の岩佐亮佑(28)が55・2キロ、挑戦者エルネスト・サウロン(28)は55・0キロでともに1回目でパスした。
リミットを100グラム下回る55・2キロで前日計量をクリアした岩佐だったが、山中と対戦するネリの体重超過には「ショックで気持ちを乱された」と動揺を隠さなかった。自身も16年に米国で相手の計量失格により試合中止となった経験があるだけに「真面目にやっている側が馬鹿みたい」と怒りをにじませた。
日本ジム所属のスーパーバンタム級王者は岩佐を含め過去10人いる。だが、防衛に成功したのは引退によって王座を返上した長谷川穂積氏を除くと、7度防衛した西岡利晃氏のみという日本にとって鬼門と言える階級だ。
計量後にはうなぎを食べ、夜は馬肉を食べた。文字通り“馬力”を付けた王者が危なげなく鬼門を打ち破る。