挑戦者カジェロス、お騒がせ男ネリの友達だった 陣営「魚を食べている」

トレーナーのミットを打つカジェロス
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 「ボクシング・WBO世界ミニマム級タイトルマッチ」(18日、神戸ポートピアホテル)

 王者の山中竜也(22)=真正=に挑戦する同級4位モイセス・カジェロス(28)=メキシコ=が14日、神戸市内で練習を公開し、「メキシコでハードな練習をしてきた。山中はいいボクサーだが、勝つために日本に来た」と意気込んだ。

 判定負けした昨年2月の福原辰弥(本田フィットネス)戦以来となる来日で、取材に応じたカジェロス。話題が1日に両国国技館で開催されたWBC世界バンタム級王座戦で体重超過を起こして王座を剥奪されたルイス・ネリ(メキシコ)のことになると、自らのスマートフォンを取り出して報道陣に見せた。そこにはネリとの記念写真があり、「アミーゴ(友人)」と説明した。2月にも母国のジムで3ラウンドのスパーリングを行ったという。

 ネリといえば、山中慎介(帝拳)戦の体重超過だけにとどまらず“トラブルメーカー”として名をはせている。今月9日には日本ボクシングコミッションが「階級制を前提としたプロ競技スポーツであるボクシングに対する社会的信用を著しく毀損」させたとして、日本からの“永久追放”を意味する活動停止処分を科したばかりだ。

 その友人ということで一抹の不安を覚えるところだが、カジェロスは「自分はネリじゃない」ときっぱり。現在の体重は明かさなかったが、計量も大丈夫だと宣言した。

 ネリは昨年、ドーピング騒動も起こしている。禁止薬物ジルパテロールの陽性反応を示したが、メキシコで食べた牛肉が原因だと主張し、意図的摂取の証拠がないとして王座剥奪を免れた。この点についても問われたカジェロス陣営は「彼(カジェロス)は魚を食べているよ」と笑いながら“潔白”を強調した。

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