小西怜弥 カニサレスの挑発に乗らず「彫りが深くてかっこいい」
「ボクシング・WBA世界ライトフライ級王座決定戦」(18日、神戸ポートピアホテル)
ダブル世界戦の予備検診が15日、神戸市内で行われ、出場4選手とも異常なしと診断された。
小西怜弥(真正)とカルロス・カニサレス(ベネズエラ)が前哨戦で火花を散らした。小西の印象を問われたカニサレスは「特にない。よく練習しているようだが、勝つのは自分だ」と余裕たっぷりに上から目線。さらに「勝って再戦のチャンスを小西にあげたい」と、早くも王者気分で言い放った。
対する小西は「特に何も思わない。逆に僕が(再戦の)チャンスを与えてあげます」と応戦。初顔合わせの相手について「(顔の)彫りが深くてかっこいい」と笑わせ、自身のリーチ166センチには「思ったより長くてビックリした」と目を丸くするなど、終始落ち着いた表情だった。
写真撮影ではカニサレス陣営の要望で“フェース・トゥ・フェース”の接近戦が実現。ベルトを懸けた無敗対決へ、小西は「初の世界戦だが必ずチャンピオンになる」と闘志を押し出した。相手の挑発にはリングで応える。