ボクシング五輪銅の清水聡が東洋太平洋王座V2 世界挑戦は「チャンスがあればゴー」
「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(26日、後楽園ホール)
ロンドン五輪銅メダリストの王者・清水聡(32)=大橋=が同級11位の挑戦者グォン・ギョンミン(25)=韓国=を8回TKOで退け、2度目の防衛に成功した。
清水はリーチを生かした長いパンチを次々とヒットさせたが、打たれても前に出る相手の驚異的なタフさに手こずった。それでも、6回に左フックでダウンを奪うと、8回にもワンツーからの連打でダウンさせ、ストップを呼んだ。
「打っても打っても効かないんじゃないかと、途中であきらめそうになりました」と、相手の打たれ強さに驚いていた清水。リング上のインタビューでは「全然ダメでした。ジムに帰って一からやらないと」と、不満顔だったが、自己最長の8回を戦ったことに「日ごろから厳しいトレーニングをしているので、体力的には余裕があった。12ラウンドやっても問題ない」と手応えを感じていた。
ジムの大橋秀行会長は「詰めもラッシュで、短いラウンドじゃなくて、8ラウンドでああいうストップができたのは、今後に意味のある試合」と内容を評価。今後の世界挑戦については「チャンスがあればゴー」との考えを示した。