新日本プロレスは３０日、都内の後楽園ホールで、王者オカダ・カズチカ（３０）にザック・セイバーＪｒ．（３０）＝英国＝が挑戦するＩＷＧＰヘビー級タイトルマッチ（４月１日、両国国技館）の調印式を行った。

　多彩な関節技を武器に今月に行われたニュージャパンカップを制して挑戦権を手に入れたザック。英国人初の同王座奪取へ、「ここ６年、新日本プロレスではずっと雨が降り続いているようだな。でも、今度の試合、オレを止めるには雨以上のものが必要になる。雨以上のものが降らないのなら、４月１日はオレがタップアウトさせてやろう」と、“金の雨を降らせる男”オカダ打倒を誓った。

　一方、オカダは「今日はＴＡＫＡみちのくさんはいないんですね」と、ザックに代わってマイクアピールをしてきた参謀役の不在を指摘して余裕の笑み。「ＴＡＫＡみちのくさんがいて、『オカダ、何とか何とか、チャンピオンになるのは、ふさわしいのは誰ですかぁ？』って言ってくれるのかなと期待していたんですけど」と、ＴＡＫＡのモノマネでザックを挑発した。

　今回は棚橋弘至に並ぶ史上最多タイとなる１１度目の防衛がかかる。「ザックは関節技、すごい強い選手だと思います。しっかりザックを倒して、記者の人とか特に、『間もなくＶ１１ですけど、どういう気持ちですか』、そんな質問をあきるほどされている状態なので、さっさと達成して黙らせてやります」と、マスコミも挑発して勝利に自信を示した。