元K-1選手のKOICHIさん事故死 宮田P「静かな男だったが、勇敢だった」
K-1は7日、都内で「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 第2代フェザー級王座決定トーナメント」(6月17日、さいたまSA・コミュニティアリーナ)の記者会見を行い、冒頭で宮田充プロデューサー(50)が、元選手の渡辺浩一さん(享年37)がこの日午前に都内で交通事故のため死去したことを報告し、「ご遺族の皆さまにはお悔やみ申し上げます。ご冥福をお祈りいたします」と話した。
渡辺さんは「KOICHI」のリングネームで活動。K-1では3試合を行い、昨年11月23日にさいたまSA・コミュニティアリーナで行われた初代ヘビー級トーナメントにも出場。イブラヒム・エル・ボウニ(モロッコ)に1回KO負けし、これがラストファイトとなった。宮田プロデューサーは「穏やかでこれがファイターなのかと思うほど静かな男だったが、試合になると勇敢だった」と生前の勇姿を思い返した。
この試合を最後に現役を引退し、指導者に転身する報告を受けており、「これから第二の人生が始まるところで残念です」と悼んだ。
渡辺さんは7日午前に、東京都渋谷区をバイクで運転中に都道交差点でワゴン車と衝突。渡辺さんは頭を強く打ち、病院に運ばれたが死亡した。