村田諒太にとってのゴロフキンとは…「強さの象徴」「理想的な目標」
ボクシング日本選手初のミドル級世界王座防衛に成功したWBA世界同級王者・村田諒太(32)=帝拳=が激闘から一夜明けた16日、東京都新宿区の帝拳ジムで会見した。「ほっとしているというよりも、疲れているなという感じです」と王者の証しであるベルトとともに、穏やかな笑みを浮かべた。
15日に横浜アリーナで開催された試合で、村田は同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)を右強打で終始圧倒。8回に右の打ち下ろしでダウンを奪い、主審のストップを呼び込んだ。リング上の勝利者インタビューでは戦いたい相手を「ゴロフキン」と明言。3団体統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのドリームマッチ実現への野望を力強く宣言した。
一夜明けてゴロフキンについて改めて問われた村田は「一緒にキャンプもしたし、あこがれの存在。強さの象徴。リアリティがある。彼に勝てば、自分がリアルになれる」と最大限のリスペクトを示した。
全階級を通じて現役最強の一人にも数えられる“GGG”ことゴロフキンとの対戦は決して夢物語ではない。村田が契約する米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOが今回の試合に向けて来日。13日の調印式において、今冬に東京ドームで村田とゴロフキンとの統一戦を開催する構想をぶち上げている。
村田の視線もゴロフキンをとらえている。「彼のクリーンなところも含めて、理想的な目標」。もう夢ではなくなったGGGとのビッグマッチに向かうためにも、まずは今秋ラスベガスで計画されるV2戦で実績を確かなものとする。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる西村修さん 通夜1000人が別れ 無我時代に確執あった藤波辰爾も涙「もういい、何も思っていない」
新日本プロレスで珍事 設営中に鉄柱折れ大会中止 急きょ選手によるトークショー開催
朝倉未来 復帰戦へ意欲「喧嘩ファイトで」 5・4東京ドーム大会名「RIZIN男祭り」に変更
井上尚弥 次戦は5・4ラスベガス WBA同級2位カルデナスと防衛戦 米専門誌報じる
矢吹正道 2階級制覇へ自信 階級変更も調整「順調」充実のスパーリング
サンティアゴ 王座奪取誓う「体調はパーフェクト」公開練習で力強く宣言
プロレス 西村修さん通夜 蝶野正洋「新弟子の時は残れないと」「石原裕次郎が好き」 征矢学「女性の口説き方まで…」多くの関係者が故人しのぶ
プロレス 西村修さん通夜、藤波辰爾が18年ぶり“再会”で涙、絶句、涙「真っ白」「お互い似てて、つまらない意地張った」過去の恩讐清算 8日告別式で弔辞