長谷川穗積氏、神戸にジムオープン「一緒に練習したい」

 ボクシングの元3階級制覇王者でデイリースポーツ評論家の長谷川穂積氏(37)が神戸市灘区に自身が会長を務めるジム「長谷川穂積 フィットネス&ボクシング」を16日、オープンした。プロに加盟せず老若男女を対象にしており「ボクシングを経験したことがない人に体験して好きになってもらいたい。底辺拡大の第一歩」と説明した。

 ジムは4フロアで計90平方メートル。公式仕様に近いリングやトレーニング機器など「ウン千万円」をかけてこだわったのは「プロボクサーを引退しても自分がボクサーであり続けるための環境をつくりたかったから」と言う。今も現役時代と同じ練習をこなしており、新たな城でも「僕が教えるというより一緒に練習したい。励まし合ってやりたい」と会員と“共闘”する。

 屋上はオープンスペースで「現役時代に一番やりたかったこと」と青空の下での練習も可能だ。この日は05年に世界王座に初戴冠した記念日。カリスマチャンプが新たな夢の第一歩を踏み出した。

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