井上尚弥 3階級制覇へ圧倒スパーリング “仮想マクドネル”ボッコボコに
「ボクシング・WBA世界バンダム級タイトルマッチ」(5月25日、大田区総合体育館)
“仮想マクドネル”をもん絶させた。挑戦者の前WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(25)が17日、横浜市内の大橋ジムで、身長178センチの王者マクドネルと同じ長身の英国人パートナーとのスパーリングを開始し、強烈な左ボディーでダウンさせるなど、約14センチの身長差をものともしない内容で圧倒。パートナーも挑戦者の勝利を予想するなど、3階級制覇へ好調をアピールした。
バンタム級に上げても“モンスター”は変わらない。フェザー級で10戦全勝のラザ・ハムザと4ラウンドで拳を交えた井上尚は、鋭い左ジャブや懐に飛び込んでのボディーなどで優位に進めた。2回に強烈な左ボディーでダウンを奪うと、その後は圧倒した。
軽量級で長身選手は数少ない。英国人パートナーを手配したマッチメーカーのジョー小泉氏は「今までで一番苦労した」。大橋秀行会長も弟子の規格外の強さに「練習にならないね」と困り顔だ。
だが、井上尚自身は「なかなか日本人でああいう体形はいないので、いい練習になった。顔を合わせたときに、大きくないな、というイメージは持てる」と収穫を強調した。強打の餌食になったハムザは「ボディーでダウンしたのは初めて」と驚き、「マクドネルはよく動くボクサータイプでいい試合になる。だが、井上の方が若くて生きがいいので勝つだろう」と予想した。
減量はリミットまであと約8キロ。井上尚は「ここからです。(スーパーフライから)1・4キロ上がるぐらいなのでキツいですけど、練習できる幅が広がってくる」と表情を引き締めた。大橋会長によるとチケットは過去の井上尚の試合で最高の売れ行きを見せ、すでに完売。進化を続けるモンスターの注目度は高まる一方だ。
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