“人間発電所”ブルーノ・サンマルチノ氏死去

 “人間発電所”の異名を持ち、日本でも故ジャイアント馬場さんらと激闘を繰り広げたプロレスラーのブルーノ・サンマルチノ氏が18日、米ペンシルバニア州ピッツバーグで死去した。82歳。米プロレス団体WWEの公式サイトや、米の複数メディアが伝えた。死因は不明だが、ここ数カ月は健康上の不安を抱えていた。家族に見守られて息を引き取ったという。

 イタリア出身のサンマルチノ氏は長年WWWF(現WWE)王者として君臨。“MSG(マジソン・スクエア・ガーデン)の帝王”とも呼ばれ、13年にWWEの殿堂入りを果たした。

 日本では日本プロレス、全日本プロレスに参戦。何度も名勝負を繰り広げた馬場さんとは、好敵手にして親友の間柄だった。99年1月31日に馬場さんが61歳の若さで急逝すると、同年5月2日に東京ドームで開催された「ジャイアント馬場『引退』記念興行」に来日。“対戦相手”としてリングに上がったのが、日本マットでの最後の雄姿となった。

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