ザ・コブラが復活星!大幅増量もドロップキック、プランチャ披露
「プロレス・ドラディション」(20日、後楽園ホール)
“謎の宇宙飛行士”と呼ばれ、80年代に彗星(すいせい)のごとく現れて消えていったジョージ高野(59)扮する覆面レスラーのザ・コブラが久々にリングに登場。ライバルだったヒロ斉藤と組み、ブラック・タイガー、KENSO組に勝利した。
コブラは当時と同じ白いタキシードを着用して入場。肉体美を誇った全盛期から大きく増量していたが、高い身体能力は健在だった。空を切った高いハイキック、キレのいいタイガースピンを披露すると観衆はビックリ。さらにはドロップキックを連発し、スペースフライングタイガードロップを放つと見せかけて、エプロンサイドからプランチャを敢行すると大歓声が送られ、最後はヒロが得意のダイビングセントーンでブラック・タイガーを仕留めた。
先輩の藤波辰爾率いる団体のリングでの久々の試合を終え、「うれしかったですね。人生をプロレスにかけてきたので。また藤波さんのリングに立たせていただけて感謝します」と満足顔。動きに関しては「どうですかね。見た方の印象で」話したものの、「徐々に慣れて、いい試合につなげていきたい」と復調へ意欲を見せた。