“NYの帝王”68歳バックランドが天国のサンマルチノさんにささげる勝利
「プロレス・ドラディション」(20日、後楽園ホール)
70年代後半から80年代にWWF(現WWE)世界ヘビー級王者に君臨した“ニューヨークの帝王”ボブ・バックランド(68)が01年10月の新日本・東京ドーム大会以来の日本マットに登場。藤波辰爾、長州力との豪華トリオでTAJIRI、新崎人生、KAZMA SAKAMOTO組を破った。
帝王の登場に観衆は大興奮。Tシャツを着用していたが、68歳とは思えないパワフルでなめらかな動きを披露し、最後は6人が入り乱れる中、自らSAKAMOTOを得意のアトミックドロップからの羽根折り顔面絞めで仕留めた。
実戦は3年前にWWEに出場して以来という帝王。「もうちょっとできたんじゃないか」と振り返りながらも、「3年前はデモンストレーションみたいな感じ。今日は久しぶりの試合ができた満足感がある」と話した。
くしくも、18日には自身の前にWWFの王者に君臨した“人間発電所”ブルーノ・サンマルチノさんが死去し、試合後には追悼の10カウントゴングが鳴らされた。帝王も心を痛め、「知ったときはショックで試合ができるかどうかという状態で、藤波さんに励まされた。自分の動きにもブレーキがかかった感じだった」という。それでも、白星をささげることができ、「そういう気持ちでいる。彼のおかげでいい王者でいられたのだから」と偉大なレスラーを悼んだ。
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