「プロレス・新日本」（２４日、東京・後楽園ホール）

　５月４日の福岡国際センター大会でＩＷＧＰヘビー級王座史上最多となる１２度目の防衛を狙う王者オカダ・カズチカが挑戦者の棚橋弘至に前哨戦で勝利。場外でツームストーンパイルドライバーを見舞うなど徹底的に破壊した。

　オカダは外道、後藤洋央紀と組み、棚橋、田口隆祐、ジュース・ロビンソン組と対戦。棚橋を長時間捕まえるなど優位に試合を進めて迎えた終盤、オカダは場外で棚橋にツームストーンパイルドライバーを見舞って不敵な笑みを浮かべ、最後は田口を捕らえてコブラクラッチホールドで絞殺した。

　試合後もオカダはエプロンサイドに腰掛けながら、場外でノックアウト状態の棚橋を見下ろし、棚橋のパフォーマンスであるロープでの逆上がりを披露して挑発。さらに、再び棚橋にツームストーンパイルドライバーを見舞おうとしたが、寸前のところで外道に制止された。

　これまで負傷欠場を繰り返す棚橋を批判してきたオカダは、この日のインタビューでも「ボサッとしてると、さっさと終わらせちまうぞ、コノヤロー！いつまでもふざけた試合してんじゃねえよ。分かんねえかな。ここまでやっても分かんねえかな。分かんねえなら欠場しとけ」と罵倒。一方の棚橋は若手の肩を借りて歩くのがやっとで、「手も足も出ねえ」と声を振り絞って控室へ消えていった。