ポンサクレック、亀田興毅は「大人になった」 前日計量はともにパス
ボクシング元世界3階級制覇王者で、5日に後楽園ホールで1日限りの現役復帰としてスパーリング形式の“引退試合”を行う亀田興毅(31)=協栄=が4日、都内で前日計量を行った。
2010年3月に対戦してプロ初黒星を喫した対戦相手の元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(40)=タイ=とともに、バンタム級のウエート設定をクリアした。亀田興は53・50キロ、ポンサクレックは53・30キロ。
記者会見で「ポンサクレック選手には、この試合を受けてくれて感謝している。憧れていたボクサーでフライ級の伝説の王者。もう一度リングで拳を交えたかった」と語った興毅に対して、ポンサクレックは「とても大人になった感じがする」と笑顔。「明日はフェアな試合がしたい。どちらも元世界王者。クリーンな試合ができたらいい」と希望した。
前回の対戦となったWBC世界フライ級王座統一戦では、興毅が0-2の判定で敗れた。試合後、父史郎氏は採点に不満を爆発させ、試合の役員、関係者らをどう喝。これにより、史郎氏は無期限停止中だったセコンドライセンスの取り消し、再申請も認められない“永久追放”処分を受けるなど、波乱含みだった。