王座剥奪の比嘉大吾が試合後SNS初更新 復活望むファンのコメント殺到
4月15日に行われた3度目の防衛戦で規定体重を超過して王座を剥奪されたボクシングの前WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が6日、試合後初めてツイッター、インスタグラムを更新。試合にも敗れた上にライセンスの無期限停止処分を受けるなど、動向が心配された前王者だが、元気な姿を見せてファンを安心させた。
比嘉は文章の記入はないものの、笑顔でピースサインをするなど友人たちとの写真を掲載。コメントには「元気そうでほんと嬉しいです!」、「伝説の第2章の幕開けを待ってます」など、復活を望むファンの書き込みが続いた。
比嘉は3度目の防衛戦となったクリストファー・ロサレス(ニカラグア)戦の前日に行われた計量で規定体重を900グラム超過。2時間の猶予が与えられたが、体重は落ちずギブアップ。日本選手として初めて世界戦における体重超過での王座剥奪となった。当然コンディションも優れず、強行した試合でも本来の力強さを欠き、9回に陣営からの棄権申し出によりTKO負けで初黒星を喫した。KOで勝てば16連続KOの日本新記録を達成できていたが、それもかなわなかった。
試合直後は心身ともにダメージが大きく会見できず、翌日にジムの公式サイト上で「試合をするための大前提である、体重を作るという事が出来なかったのはプロとしてとても恥ずかしいことです」など謝罪文を掲載した。4月26日には事態を重く見た日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンスの無期限停止処分を受けていた。