京太郎、7回TKOでヘビー2冠防衛!「世界挑戦まで突き進む」
「ボクシング・東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック ヘビー級タイトルマッチ」(7日、後楽園ホール)
王者の藤本京太郎(32)=角海老宝石=が同級8位アーロン・ラッセル(29)=豪州=の挑戦を退けOPBFは3度目、WBOは2度目の防衛に成功した。相手に対し体格で上回る京太郎はいつものアウトボクシングではなく積極的に手数を繰り出し、被弾する場面も見られたものの一方的な試合を展開。最後は7回に連打を浴びせたところで相手陣営がタオルを投入した。
危なげない勝利にも試合後は首をかしげた京太郎。3月に米国合宿を行い、世界挑戦経験者のジェラルド・ワシントンらとスパーリングを行った成果を見せたいところだったが、「勝てる自信があったんですけど、思ったより体が動かなかった。合宿の成果が出たのかと言えば、いいスパーリングはできたんですけど、もうちょっと時間がかかるなと思った」と反省した。
それでも、日本のヘビー級で孤軍奮闘し、現在WBO世界7位、WBA世界15位と、自身の最終目標である日本人初の世界同級王座挑戦圏内を守っている。「ボクとしては負けたら終わり。そこ(世界挑戦)まで突き進んで行きたい」と言葉に力を込めた。
厳しい現実が立ちはだかる階級ではある。だが、マネジャーの萩森健一氏は今後について「9月に行われるWBAレギュラー王者マヌエル・チャー(ドイツ)-フレス・オケンド(プエルトリコ)戦の勝者に挑戦か、(3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア=英国=が持つ)WBO王座が返上になれば王座決定戦、その2つを考えている」とぶち上げ、「仮に実現すれば、WBAの方は勝つ可能性はあるんじゃないですか」と期待した。
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