シュートボクシング（ＳＢ）の大会「ＳＨＯＯＴＢＯＸＩＮＧ　２０１７　ＹＯＵＮＧ　ＣＥＡＳＥＲ　ＣＵＰ　ＣＥＮＴＲＡＬ　＃２２」が２０日、愛知県のホテルプラザ勝川で開催され、メインイベントのライト級ランキング戦で２位のＹＵＳＨＩ（グラップリングシュートボクサーズ）が山内慎司（風吹ジム）を５６秒殺した。ＳＢ日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント１回戦は植山征紀と川上叶が勝ち上がった。

　ＹＵＳＨＩは１回の開始ゴングと同時にラッシュ。山内をコーナーに追い込み、パンチでダウンを奪った。さらに膝蹴りを連打して山内を再びコーナーに詰め、パンチ連打で２度目のダウンを奪取。最後もパンチ連打で１回５６秒、ＴＫＯ勝ちした。

　内藤大樹（ストライキングジムＡＲＥＳ）が返上したＳＢ日本Ｓバンタム級王座決定トーナメントが今大会から開幕し、１回戦で１位の植山征紀（龍生塾ファントム道場）が８位の佐藤執斗（グラップリングシュートボクサーズ）に３回２９秒、ＫＯ勝ち。

　１、２回と佐藤の蹴りや裸絞めに苦戦した植山だが、３Ｒ、蹴りで距離を取る佐藤に対して強引に詰めると打ち合いに持ち込み、左フックでＫＯした。

　トーナメント１回戦のもう１試合は２位の川上叶（龍生塾）が再延長の末に判定２－１で７位の二田水敏幸（ネックススポーツ）に辛勝。二田水の首相撲に苦戦したが、再延長回で疲れの見える二田水の顔面に何度もパンチをヒットさせて大接戦を制した。

　また、内藤がリングイン。「チャンピオンを３年半やって２回も防衛しましたし、シュートボクシングの５５ｋｇでやり残したことはないと思います。僕はまだ挑戦する立場であり、まだリベンジしなきゃいけない相手が一人（那須川天心）いるのでそこを目指して頑張っていきます」とあいさつした。