井上尚弥、日本最速3階級制覇 1回TKO、「早すぎクレームご勘弁」マクドネルを圧倒

コーナーに上がりファンに手を上げる井上尚弥=大田区総合体育館(撮影・園田高夫)
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 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(25日、大田区総合体育館)

 ダブル世界戦のメインイベントでWBA世界バンタム級タイトルマッチが開催され、元世界2階級王者で同級2位の井上尚弥(25)=大橋=が、王者のジェイミー・マクドネル(32)=英国=に初回1分52秒TKOで圧勝し、3階級制覇を達成した。マクドネルは6度目の防衛に失敗した。

 初回から左を上下に打ち込みプレッシャーを与えた井上は左ボディーでダウンを奪い、再開後に連打でしとめた。リング上のインタビューでは「ありがとうございました!皆さんこれがボクシングです。早すぎるというクレームはご勘弁ください」と叫び、ファンを熱狂させた。最高の結果に「自分でもびっくりしています。よく練習してきた結果が出て満足しています。イギリスから日本に来てくれたチャンピオンに感謝します」と余裕を漂わせた。

 日本ジム所属選手の3階級制覇は亀田興毅(亀田)、井岡、ホルヘ・リナレス(帝拳・ベネズエラ)、八重樫東(大橋)、長谷川穂積(真正)に続き6人目。16戦目での達成は、井岡の18戦目を更新して日本最短記録となった。

 アマチュア時代に7冠を達成した井上は、ロンドン五輪出場がかなわなかった後の2012年10月にプロデビュー。14年4月に当時日本最短の6戦目でアドリアン・エルナンデス(メキシコ)を6回TKOで破り、WBC世界ライトフライ級王座を獲得した。初防衛成功後の同年12月には2階級上げてWBO世界スーパーフライ級王者のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)に挑戦。衝撃の2回KO勝ちで2階級制覇を成し遂げた。この王座を7度防衛後に返上。今回、バンタム級で3階級制覇を目指した。

 井上が16戦16勝(14KO)、マクドネル34戦29勝(13KO)3敗1分け1無効試合。

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