ミルコ・クロコップ 引退1年延期へ 左ヒザの大ケガで

 総合格闘技イベントRIZINの次回大会(7月29日、さいたまスーパーアリーナ)の会見が29日、都内で行われ、イリー・プロハースカ(25)=チェコ=戦が予定されていたRIZIN無差別級グランプリ2006王者ミルコ・クロコップ(43)=クロアチア=が負傷のため欠場すると発表。榊原信行実行委員長(54)はRIZINの12月31日の大会で予定していたミルコの引退を、来年の大みそかに延期する考えを示した。プロハースカはブルーノ・カッペローザ(29)=ブラジル=と対戦する。

 ミルコは18日に練習で左ヒザ前十字靭帯断裂の重傷を負って手術を受け、25日に行われた米国の総合格闘技団体ベラトールのロンドン大会でのロイ・ネルソン戦を欠場していた。

 榊原実行委員長によると、ミルコは12月31日に復帰を目指して8月からトレーニングを再開する見通しとのことで、「ミルコサイドは『これで引退が延びた』と言っていた。12月31日は復帰戦。人生は分からないね。その日に引退すると思ったら復帰するって」と説明。「引退に向けたストーリーをいろいろ考えていたけど、それをそのままスライドして、2019年の大みそかに引退という感じになるんじゃないかな」との見通しを示した。

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