HEATのエース、4冠王ザノリニが現役復帰 所属ジム焼失で立ち上がる
愛知県を拠点にする格闘技イベント「HEAT」の看板ファイターで、RIZIN、K-1など他団体でも活躍したキックボクサーのダニロ・ザノリニ(37=TSGYM/ブラジリアンタイ)が、「HEAT43」(9月17日・刈谷市産業振興センター)で現役復帰することが3日、発表された。
2006年にプロデビューしたザノリニは、HEATキックルール・ミドル級のベルトを7年間保持し、8度の防衛に成功するなど団体のエースに君臨。他にISKA世界スーパーウエルター級王座、HOOST CUPミドル級王座、RISEウエルター級王座と計4冠を保持した。
17年7月15日の「HEAT40」で引退後、母国ブラジルの選手を日本の各団体に派遣するなど日本とブラジルの格闘技の懸け橋として活動していたが、今年6月18日、所属するブラジリアンタイ小牧で火災が発生し、ほぼ全焼の憂き目に遭った。
ザノリニを中心に選手や生徒が協力し、今では練習ができるまでになったものの、火災保険にも入っていなかったといい、所属ジムの窮地に復帰を決めたかっこうだ。
なお、現時点で対戦相手は未定。