マサ斎藤さん死す 昭和の名レスラーまた一人…猪木との巌流島決戦で一時代

 アントニオ猪木との抗争などで一時代を築いた昭和の名プロレスラー、マサ斎藤さん(本名・斎藤昌典)が14日未明に死去したことが16日、所属事務所を通じて発表された。75歳だった。1999年頃にパーキンソン病を患い闘病中だった。通夜・葬儀は家族らにより東京都内で執り行われる。

 日米マットを沸かせたレジェンドが、長期に渡った闘病の末に天国へと旅立った。現役を引退した1999年頃にパーキンソン病を発症。以来、リハビリに励んできたが、容体が急変し、14日午前1時5分、永遠の眠りについた。

 所属する健介オフィスからのFAXで妻の倫子さんは、「17年にも渡る闘病生活は、“Go For Broke!”をモットーに掲げる彼にしても、想像を絶するほど辛く厳しいものでした」と振り返り、最後の瞬間を「穏やかながらも、新たなチャレンジへ向かう様な、マサ斎藤らしい力強い旅立ちでした」とつづった。

 東京都中野区生まれのマサ斎藤さんは明大時代の63年にレスリング全日本選手権でフリースタイル、グレコローマンの両ヘビー級で優勝し、64年東京五輪に出場した。大学卒業後にプロレス入り。主にフリーで海外を渡り歩き、80年代から新日本を主戦場にした。

 ハイライトは87年10月に行われたアントニオ猪木との「巌流島での戦い」だろう。時間無制限、ノーレフェリー、無観客で行われた2時間15分14秒の死闘は裸締めに沈んだが、両者の規格外の闘いは今なおファンの間で語り草になっている。

 近年は20年東京五輪で聖火ランナーになることを目標にしていた。妻の倫子さんによれば「来年、再びカムバックのチャンスも出てきました。その為にリハビリに意欲を燃やしていた矢先」の急逝だったという。ファンに愛された昭和の名レスラーがまた一人、惜しまれながらこの世を去った。

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