新日本・内藤 初白星もVあきらめた!?オメガに「オレに勝ったんだから全勝して」
「プロレス・新日本」(19日、後楽園ホール)
真夏のシングルリーグ戦「G1クライマックス」のBブロック公式戦が行われ、内藤哲也が石井智宏を破って今大会初勝利を挙げた。
石井の打たれ強さと、チョップ、頭突き、ラリアットなどの荒々しい打撃に苦戦。終盤も決め技の垂直落下式脳天砕きを受ける寸前まで追い込まれたが、DDTで切り返し、必殺のデスティーノにつないで3カウントを奪った。
試合後は「石井のことを振り返ればいいんですか。もう終わったことを言ってもしょうがないでしょう。特にないよ」とあっさり。続けて、「よく言われるのが、リーグ戦9試合あるから、まあ2敗ぐらいまでセーフかな、そういう見方があるじゃないですか。でもよく考えてよ。この後ケニー・オメガが全勝したらオレの優勝はない。つまり開幕戦で負けた時点でオレの自力優勝はない。2敗までOK?そんなこと言ってる余裕はない。オレにできることは残り7試合、全勝することでしょう。まあ、波乱は起きないでしょう」とファンの甘い見方を戒めた。
さらに、「後はケニー・オメガが足をすくわれないように。せっかくオレに勝ったんだ。残り全勝して、このまま優勝決定戦行ってよ。オレもそれを望んでるよ。なんせ、オレはケニー・オメガに負けた身ですからね」と、優勝をあきらめたかのような皮肉な言葉を残して去っていった。