ビッグダディ三女・詩美、度胸満点プロレスデビュー会見!一触即発のにらみ合いも

 プロレス団体のスターダムは27日、都内で8月12日の後楽園ホール大会へ向けた会見を開き、同大会でデビュー戦を行うビッグダディこと林下清志さん(53)の三女・詩美(うたみ=19)が意気込みを示すとともに、対戦相手のジャングル叫女(27)と一触即発のにらみ合いを演じた。

 ドキュメンタリー番組で人気の大家族の三女という知名度だけでなく、中、高校6年の柔道経験と165センチ、65キロの恵まれた体格を持つ詩美は、スターダム一のパワーファイターと称する叫女を前に、「スターダム一番のパワーファイターを目指して、相手の叫女選手には力負けしないように頑張ります」と、堂々とコメント。これに対し、叫女は「これまでの新人とは比べものにならないぐらい強い相手で油断は禁物」と警戒しながらも、「うた(詩美)はこの間、自分の相手にふさわしいと言っていたんですけど、そんな大口をたたけるのも今のうちかなって思います」などと、プロレスの厳しさを教えることを予告した。

 だが、詩美は「あんまり余裕こいてると、私に足をすくわれるんじゃないですか。一番のパワーファイターと言ってますけど、どうなんですかね実際は」と、不敵な笑みを浮かべて挑発。これに憤慨した叫女は立ち上がって詩美の胸ぐらをつかむと、しばらくにらみ合い、会見場は一触即発の緊張感につつまれたが、叫女が落ち着きを取り戻し、事なきを得た。

 ビッグダディの名前を背負うことを、詩美は「プラスだと思っています。注目されることに変わりはないので」と前向きに受け止める。あまりの大家族のためか、試合当日に応援に来るのは「だいたい10人ぐらい」と、詩美も把握できていないほどだ。

 3月に練習生となり、わずか5カ月でデビューにこぎ着けた詩美の能力をスターダムのロッシー小川社長は高く評価。「これだけの素材はなかなかいないんじゃないですか。苦労もして、度胸もある。『ビッグダディの娘』が入り口でもいいですけど、林下と言えば清志さんではなく詩美と、将来は逆転しますよ」と期待する。

 折しも今月、清志さんの次女・柔美さん(よしみ=22)の結婚と妊娠が発表されたばかり。柔美さんは9月に出産を控えながら応援に来るとのことで、詩美は「頑張っている姿を見せたいと思います」と奮闘を誓った。

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