岩谷、花月から赤いベルト奪回へ闘志「遠慮なくすべてを出せる相手」 スターダム
プロレス団体のスターダムは27日、都内で8月12日の後楽園ホール大会へ向けた会見を開き、ワールド・オブ・スターダム選手権試合で対戦する王者の花月(26)と挑戦者の岩谷麻優(25)が意気込みを語った。
両者は1年前の8月にも同王座をかけて対戦し、王者岩谷が花月の挑戦を退けて2度目の防衛を果たしている。今回が10回目の同王座戦という岩谷は昨年9月のトニー・ストーム戦で左肩を脱臼して同王座を失ってからシングル無冠が続いており、「花月がデビュー10周年で、お客さんはお祝いムードかもしれないですけど、最後にリングに立って興行を締めるのは私だと思います」と返り咲きへ闘志を燃やした。
受けて立つ花月は2度目の防衛戦。「どんな攻めであれ、どんな意気込みであれ、花月様が防衛することに違いはありません」と自信をみなぎらせ、「去年は岩谷が王者、挑戦者が花月様だったんですが、今年は全く違いますね。そういう意味も込めて、10周年ワクワクしてきました。ケガでベルトを落とすことぐらい悔しいことはないと思っているので、その悔しさは見せてくれると思うんですけど、そんなもんは花月様には関係ない。手のひらの上で転がしたと思います」と、威勢よく話した。
これに対し、岩谷は「花月は練習量が多すぎる。多すぎて逆に故障している。でも(巨体の)バイパーを投げたので力はあると思うんですけど、逆に力がある相手だからこそ、自分が出せなかった技を出せると思うので、遠慮なくすべてを出せる相手」と王者の力量を評価。「昔は自分の方が勝率が高かったと思う。でも最近は花月の方が上だと思うので、赤いベルトを取って、(勝率を)引き離していきたい」と巻き返しを誓った。