WWE殿堂入りのニコライ・ボルコフさん死去 ロシア人ギミック、馬場、猪木らと対戦
ロシア人ギミックで知られた元プロレスラーのニコライ・ボルコフさん(本名ヨシップ・ペルゾビッチ)が現地時間の29日に米国で死去したと現地の複数のメディアが報じた。70歳。脱水症などの治療のため入院していたという。
怪力で知られるボルコフさんはユーゴスラビア併合時のクロアチア出身。重量挙げで活躍したが、カナダ移住し、68年にプロレスデビューした。70年には米国のメジャー団体WWWF(現WWE)に参戦し、72年には日本プロレスに初来日した。
74年にロシア人ギミックの悪役に転向。同年に新日本プロレスに参戦し、フレッド・ブラッシーと組んで北米タッグ王者のアントニオ猪木、坂口征二組に挑戦した。82年には全日本プロレスに参戦。ニック・ボックウィンクルと組んでインターナショナルタッグ王者のジャイアント馬場、ジャンボ鶴田組に挑戦した。85年にはアイアン・シークとのコンビでWWF(現WWE)タッグ王座を獲得するなど同団体を中心に長きにわたって活躍。05年にはWWE殿堂に迎えられた。