日本ボクシング連盟、第三者委員会メンバー発表 弁護士など4人
複数の不正疑惑を指摘されている日本ボクシング連盟は20日、公式サイトを更新し、一連の疑惑に関する真相究明のため、日本オリンピック委員会(JOC)および日本スポーツ協会に第三者委員会設置の届けを同日提出したことを発表した。委員4人は以下の通り。
【1】梶谷剛氏(1998年第一東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長、2004年日本弁護士連合会会長)
【2】板橋喜彦氏(弁護士、18年第一東京弁護士会常議員会副議長)
【3】若林直子氏(弁護士、現第一東京弁護士会弁護士業務適正化委員会)
【4】大場良明氏(狭山市民生委員、狭山市同和対策審議会委員、元警視庁刑事)
日本連盟については、7月27日に都道府県連盟幹部や元選手ら関係者333人の有志でつくる「日本ボクシングを再興する会」が、連盟の不透明な財政運営などを指摘する告発状をJOCなどに提出した。これを問題視したJOCと日本スポーツ協会は日本連盟に対し、真相究明のための第三者委員会設置を要請。設置期限は20日までとし、執行部から独立した中立的なメンバーを公表した上で、9月28日までに調査結果と組織運営について文書で報告を求めていた。
数々の疑惑を指摘された日本連盟の山根明前会長は8日に辞任している。