ボクシング清水聡に奇跡 西日本豪雨で流された思い出の品が河川敷で発見

 岡山県総社市の実家が西日本豪雨のため流されたロンドン五輪ボクシング銅メダリストの清水聡の中学校の卒業証書が高梁川の河川敷で発見され、総社市役所に届けられていたことが24日までに分かった。総社市の片岡聡一市長がツイッターで明かした。

 清水の実家は総社市にあるが、7月の西日本豪雨で高梁川が増水し、流される被害に遭っている。それから約1カ月半、嬉しい報告が市役所に届いた。

 片岡市長は23日に更新したツイッターで「ボクシング、ロンドンオリンピックの銅メダリスト、清水聡さんの総社市の実家が先月高梁川に流された。今日、市民が高梁川の河川敷で発見したと市役所に届けてくれた」と卒業証書の写真と共に投稿した。

 証書が入っていた筒こそ少し折れているが、証書は字もにじまず、はっきりと読み取れる。この報告に、やはり別の水害で思い出の品を無くした妻を持つという人からは「このように思い出が見つかることが、どんなに嬉しいかよく分かります」とのコメントが。他にも「もはや神がかっている奇跡」「見つかったことも凄いですが、届けて下さった方の気持ちも素晴らしい」など感動の声が上がっていた。

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