ボクシングのＷＢＡ世界ミドル級王者の村田諒太（３２）＝帝拳＝が２４日、村田は都内で行われたマクドナルドの期間限定メニュー「金の月見バーガー」お披露目会にゲスト出演し、王座剥奪の可能性があることについて「こだわりはない」との考えを示した。

　村田の２度目の防衛戦となる次戦は１０月２０日に米ラスベガスで行う方向で進められていたが、ＷＢＡは同級２位のロブ・ブラント（米国）との対戦指令を出し、ブラント側が興行権を落札したと１３日に発表。これを、村田の所属ジムの本田明彦会長は「了承していた話と違う」と拒否し、王座剥奪になることも辞さない姿勢を示していた。

　これについて村田は「こだわりがあるわけではない。帝拳ジムを選んだときからマッチメークは本田会長にすべてを任せるスタンスなので。ベストの道を選んでベストの試合を提供してくれるので、それをこなしていくだけ」と、陣営の方針に従うことを明言。

　９月１５日に米国で行われる２団体の世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）－元世界王者サウル・アルバレス（メキシコ）戦の勝者との対戦を目標に定めており、「それが近い未来の目標なので、ぶれないですし、変わらない。そのためにもいろいろ証明しないといけない試合もあるでしょうし、そのためのマッチメークも本田会長は考えてくださっていると思うので、信頼を置いてこなしていくだけ」と強調した。

　また、お披露目会では昨年にリニューアルされた「月見バーガー」と新登場の「金の月見バーガー」を試食し、「間違いないおいしさですね。見てください、このトロッと感。おいしいのが目に見えている」などと“チャンピオン級”の見事な食レポを披露。さらには、「こんなにおいしいのは減量の敵ですから、何かあったら責任取ってください。昨今いろいろ問題になっているので」とジョークを飛ばして爆笑を誘った。