「プロレス・新日本」（７日、後楽園ホール）

　２３日に神戸で東京ドーム・ＩＷＧＰヘビー級王座挑戦権利証保持者の棚橋弘至に挑戦するオカダ・カズチカが前哨戦で勝利し、棚橋をこきおろした。

　オカダは矢野、ＹＯＳＨＩ－ＨＡＳＨＩと組み、棚橋、真壁刀義、本間朋晃組と対戦。本間が得意とするこけしを本間に繰り出すも空振りする失態もあったが、棚橋とは本番を意識するかのような激しい攻防を繰り広げ、最後は矢野がずる賢い股間攻撃から本間を丸め込んだ。試合後、オカダは権利証を手に去ろうとする棚橋をリング上から見下ろし、しばしの視察戦を繰り広げた。

　インタビューでは、「わかりきったことでしょ。東京ドーム、ＩＷＧＰ、そうなったらやっぱりオカダなんだよ。そういう方程式ができあがってるからね」と、東京ドーム大会のメインイベントが自分の“指定席”であることを強調。「だからこそ、棚橋弘至もオレに勝ちたいんだと思う。倒して東京ドームに行きたいんだと思う。甘いね。そんなにね、ＩＷＧＰ、東京ドームのメインイベントはそんな甘ちゃんが立つ場所じゃないよ。まだ始まったばっかり。前哨戦もたくさんあるし、しっかり棚橋弘至を味わって、神戸で終わらせてやろうと思います」と、棚橋をこき下ろして、史上初の権利証奪取に自信を示した。