IWGP王者・オメガ「お前は格好良くない」石井を酷評も対戦歓迎

 石井智宏(左)強烈なエルボーをたたき込むケニー・オメガ=後楽園ホール
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 「プロレス・新日本」(7日、後楽園ホール)

 15日の広島大会で石井智宏の挑戦を受けるIWGPヘビー級王者のケニー・オメガがタッグの前哨戦で勝利。石井を酷評しながらも、対戦を歓迎した。

 オメガは復活した飯伏幸太とのゴールデン☆ラヴァーズで石井、ウィル・オスプレイ組を迎撃。飯伏とオスプレイが華麗で驚異的な空中戦を繰り広げる中、オメガは1人武骨なファイトを得意とする石井と真っ向勝負の打撃戦を展開し、最後は飯伏とのヒザ蹴り同時発射ゴールデン☆トリガーでオスプレイを仕留めた。

 試合後、オメガは「このゴールデン☆ラヴァーズの存在、そしてベストバウトマシーンである自分に対して疑念を持つ者がたまに出て来る。なんてひどいことだ。我々はプロレスの変革者となって戦っているんだ」と熱弁。続けて、「石井よ、お前は新日本のメンバーでは一線を画した存在だ。オレたちのように格好良くもないし、スピードもない。体も鍛え上げているとは言えない」と、石井を酷評しながらも、「100%試合に向けている情熱、クオリティー高い気持ちでいることは認めている。だからこそ、お前とのシングルマッチを楽しみにしている。オレは変革を得るために、お前は尊敬を得るために、やろうじゃないか」と対戦を心待ちにした。

 さらに、飯伏がオスプレイとの対戦に興味を示すと、オメガは「まだ早い。オスプレイはジュニアだからさ。飯伏さんは(IWGP)ジュニアのタイトルを3回取ってジュニアタッグも取った。ニュージャパンカップも優勝した。それで卒業できた」と、ヘビー級の飯伏とジュニアヘビー級のオスプレイとの対戦は時期尚早であると強調。さらに、「ちょっと体重増やしたからヘビー級になりたいです、シューティングスタープレスができるからヘビー級になりたいですって意味あるの。オスプレイ、先にもっと頑張らないと。まだ早いです」と説き、「飯伏さん、どう思う?」と問いかけると、飯伏も思わず「そう思います」と納得した。

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