スターダム・“ビッグダディ三女”詩美、NXT王者カイリのエールで公式戦3勝目
「プロレス・スターダム」(8日、新木場1st RING)
“ビッグダディ三女”として旋風を巻き起こす怪物ルーキー、林下詩美(19)がシングル最強を決める「5★STAR GP」の公式戦でキンバー・リー(28)を撃破。公式戦3勝目と同時に外国人選手との初シングル対決でもV1を決めた。
この日は試合前に会場を訪れたスターダムの先輩でWWEのNXT女子王者カイリ・セイン(29)=宝城カイリ=から「頑張って」と、激励された。リーは2月までカイリとともにNXTに所属した実力者で「カモン!ニューフェース」と挑発された。
しかし“世界のカイリ”からエールを送られた詩美は、臆することはなかった。キック、ジャーマンを浴びながらも一本背負いから大外刈りで逆襲。アルゼンチン式背骨折りにかつぎ上げると、そのままブロックバスターを決めて初の3カウント勝利を奪った。
試合後は「今までタップとかで勝利できたが、米国のすごい選手から3カウントで勝てたのはうれしい」と、笑顔を見せた。9日(新木場)は8月のデビュー戦で引き分けたジャングル叫女と公式戦で再戦する。今月14日に20歳の誕生日を迎える詩美にとっては10代最後の試合で「今度こそ、しっかり3カウントを取って勝ちたい」と、V決着を宣言した。
叫女はこの日、花月との首位対決で15分ドローの痛み分け。詩美との再決着戦には「驚異というより脅威の新人。サソリ固めで勝つ。覚悟しておけ」と、こちらも先輩の意地で仁王立ちする。