井上拓真、判定勝ちで指名挑戦権獲得 「小さい頃からの夢」兄・尚弥と4団体制覇だ
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「ボクシング・WBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦」(11日、後楽園ホール)
WBA世界バンタム級王者・井上尚弥の弟拓真がヤップを3-0の判定で破り、WBC同級王座の指名挑戦権を獲得した。
拓真は「キャリアで一番の強敵」というヤップの遠めから繰り出す長いパンチに手を焼きながらも、鋭い左を突き刺して応戦。5回に左フックでダウンを奪うなど優位に試合を進め、最大7点差をつけて押し切った。
拓真は「兄弟世界チャンピオン、小さい頃からの夢だったので必ずかなえたい」とファンに宣言。優勝すれば3団体の王座を統一することになるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズに参戦する尚弥は「いいんじゃないですか。井上家で4つ」と兄弟で4団体統一に意欲を示した。
所属ジムの大橋会長によると、来月の同級王座決定戦の勝者が指名試合を行った後、早くても来年の挑戦になるという。