アルバレス、ドーピング騒動乗り越え新王者に
「ボクシング・WBAスーパー・WBC世界ミドル級タイトルマッチ」(15日、ラスベガス)
因縁対決はアルバレスが制した。昨年9月16日の初対戦は判定が割れて三者三様の引き分け。再戦が5月5日に組まれたが、アルバレスが2月に受けたWADA(世界アンチドーピング機構)の検査で陽性反応が検出されたため試合は急きょ中止に。ゴロフキンは5月に代役挑戦者のマルチロシャン(米国)を2回KOであっさり退け、この試合を迎えた。
紆余曲折を経ての再戦で僅差の判定勝ちを収めた新王者は、「感情が高ぶって言葉がない。自分を信じてくれたみんなありがとう。ビバ、メヒコ!」と絶叫。「家族と休んだ後、やりたくなったらあるでしょう」と3度目の対戦の可能性にも触れた。