メイウェザー、パッキャオとの再戦について「今、詰めている」
ボクシングの世界主要4団体で5階級制覇した41歳のフロイド・メイウェザー(米国)が17日、都内で会見した。事前に報道陣には、メイウェザーと世界6階級を制覇した現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(39)=フィリピン=が日本で試合をすることが決定した発表と知らされていたものの、メイウェザーの口からは「今、詰めている」と、試合時期などの具体的な話は出なかった。
ドタバタの会見だった。開始時間は30分遅れ、予定されていた報道陣との質疑応答は直前になしの通告。8回目の来日というメイウェザーの登場も予定より後回しとなった。
会見には金平会長、亀田3兄弟の元世界3階級制覇王者・興毅氏、元2階級制覇王者・大毅氏、元世界王者・和毅の協栄ジム関係者らも出席。メイウェザー、協栄ジム、芸能事務所が手を組んでTMT TOKYO株式会社を設立し、日本でボクシング、ビジネスなどの活動をすると発表。興毅氏は「日本のボクシング界はライセンスとかがあるので、TMTのボクシングと協栄で一緒にやっていこうという話」と説明した。
だが、ファイトマネー総額300億円超とされ、“世紀の一戦”と言われたパッキャオとの15年5月以来の再戦を日本で行うことについて、メイウェザーは「アメリカに帰って(米ケーブルテレビ大手の)ショータイムなどと話し合って今後のことを考えたい。今、詰めている」と話すにとどまった。発表を期待した報道陣は肩すかし。2度目の“世紀の一戦”は実現するのだろうか。