山本KID徳郁さんが死去 41歳 8月にがん公表、わずか1カ月弱で…
総合格闘家の山本“KID”徳郁氏が、18日、亡くなった。41歳だった。山本氏が所属するKRAZY BEEのオフィシャルツイッターで明かされた。
ツイッターには「山本KID徳郁(享年41歳6カ月)が、本日9月18日に逝去致しました。生前に応援、ご支援をして頂きました関係各位、ファンの皆様に本人に変わり御礼申し上げます。尚、山本家、家族、友人への取材等はご遠慮頂き、ご配慮頂けますようお願い申し上げます」とつぶやかれている。
KID氏は18年8月26日、自身のインスタグラムでがんを患っていることを公表。詳しい症状などは明らかにしなかったが「私事で急なご報告となりますが、私山本KID徳郁はガン治療のために頑張っています。絶対元気になって、帰ってきたいと強く思っていますので温かいサポートをよろしくお願いします!」とつづっていた。
ミュンヘン五輪代表の山本郁栄氏を父に持ち、姉・美憂と妹・聖子は世界女王のレスリング一家出身。レスリングで学生王者などの実績を残した後、総合格闘技に転向し、01年に修斗でプロデビュー。“神の子”と呼ばれ、立ち技格闘技のK-1、総合のHERO’S、DREAMで活躍した。
07年1月にはレスリングの北京五輪代表を目指して全日本選手権に出場するも、2回戦で右腕を脱臼して敗退した。11年には世界最高峰の総合格闘技団体UFCに参戦するも白星は挙げられず。15年には元K-1世界王者の魔裟斗とK-1ルールで対戦して判定負けした後、リングには上がっていなかった。