元統一王者の田口が現役続行!「納得できない」ブドラーにリベンジ誓う
ボクシングの元WBA・IBF統一世界ライトフライ級王者の田口良一(31)=ワタナベ=が20日、都内の所属ジムで会見を開き、現役を続行することを表明した。
田口は5月にヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に3者とも1点差の3-0判定で敗れて約3年5カ月防衛した王座から陥落。試合後は「もうすぐ32歳になるし、引き際と考えた」と、周囲に引退の意志を告げ、第2の人生で飲食店経営を考え、「8割のお客様をリピーターに変える『すごいお店』の秘密」なる本も読んでいたという。だが、時がたつにつれ、「(ブドラー戦は)納得できない不完全燃焼の試合で、これで終わっていいのかと考えるようになって、リベンジしたい気持ちが強くなった」と現役続行を決意した。
「残りのボクシング人生も限られている。だからこそ、より強くなりたいと思うし、本気でボクシングにかけたい」と強く決意。「減量が昔に比べて大変になっているのでフライ級も視野に入れている」とのことで、所属ジムの渡辺均会長はライトフライ級で王座を奪回させた後、24日に行われるWBO世界フライ級王者・木村翔(青木)-挑戦者・田中恒成(畑中)戦の勝者に挑戦することを計画。「田口はチャレンジする試合は強い」と復活を期待した。