「総合格闘技・ＲＩＺＩＮ」（３０日、さいたまスーパーアリーナ）

　ＲＩＺＩＮ無差別級グランプリ２０１６王者のミルコ・クロコップ（４４）＝クロアチア＝が、１回４分５６秒、出血ドクターストップによりロッキー・マルティネス（３２）＝米国＝にＴＫＯ勝ちした。

　ミルコは５月の練習中に左膝前十字じん帯断裂の重傷を負い、手術を行った。ブランクを作ったことで、大みそかに予定していた引退を来年に延期する考えも示唆している。

　復帰戦となった今回、序盤から“南海の大魔神”マルティネスの攻勢にあうが、技巧は健在。コーナーを背負いながらも左肘で相手の額を切り裂いた。マルティネスの出血はひどく、レフェリーが試合をストップした。