【記者メモ】井上尚弥、父と歩んだ「あっという間」の20年
「ボクシング・WBSS1回戦、WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(7日、横浜アリーナ)
衝撃の“一撃殺”だ。WBA世界バンタム級王者、井上尚弥(25)=大橋=が元同級スーパー王者フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を1回1分10秒KOで下し、初防衛に成功。ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)同級1回戦を突破した。日本人最長の世界戦7連続KO勝利、同最多の11度目のKO勝利を、同最速勝利で達成。トリプル日本記録を打ち立てたモンスターが、名実ともに日本歴代最強に君臨した。
◇ ◇
尚弥が父の真吾トレーナーからボクシングの指導を受けて20年を迎えた。先月には父とジムでたたずむ、何げない写真をインスタグラムに投稿。「ふと写真を見てたら、そんな気持ちがわいてきて。5歳から始めてもう20年、まだ先は長いけど、ボクシングを始めたときのことを考えたら、いろいろ思うことありますよ、20年もやってると」としみじみ記憶を振り返った。
そして、節目の年にモンスターにふさわしい舞台に立った。「あっという間にここまで来ちゃった感じ。この先もきっと早いと思う」。規格外の戦いを見せ続ける尚弥に気持ちの緩みはない。(デイリースポーツ・ボクシング担当・洪 経人)
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる盟友の新崎人生が涙「実は…ずっと待っていた」 伝説プロレスラー、ハヤブサが復活 47歳で亡くなった江崎英治さんへの思いも吐露
ファン感涙…47歳で死去の伝説プロレスラー、ハヤブサが“二代目”として見事復活「お楽しみはこれから」 盟友・新崎人生との名タッグも5・7復活
現役復帰希望の名トレーナーに大橋秀行会長「おまえ、死ぬからやめてくれ」 盟友・長谷川穂積氏が暴露
アマボクシングの日本代表が決定
「空手って手出さねぇんじゃねえのか?」BD会見が大荒れ大乱闘 問題児喧嘩自慢のビンタ連発挑発に空手家ブチ切れハイキック炸裂で騒然
井上尚弥 ラスベガスで15キロ自転車トレ 93歳大物・アラムCEOとも再会「王者をお迎えできてうれしい」
朝倉未来「100%勝ちます」 5・4復帰戦へ戦闘ボディー披露 鈴木千裕と互いに見守る前でデモンストレーション敢行
5・4防衛戦の井上尚弥、ラスベガスで15kmサイクリングトレ敢行 トップランク社の93歳ボブ・アラムCEOとも再会