竹原氏 自身の体験思い返し村田ねぎらう「世間からの期待 重圧が辛かっただろう」
ボクシングの元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二氏(46)が21日夜、自身のブログを更新し、同級王座から陥落した村田諒太(32)=帝拳=について言及した。
1995年12月に日本選手として初めてミドル級世界王座を獲得した竹原氏。2017年10月に村田が同級王座を獲得するまで日本では22年間、ミドル級世界王者は誕生しなかった。
竹原氏は96年6月に横浜アリーナで初防衛戦を行ったが、同級1位ウィリアム・ジョッピー(米国)に9回TKO負けして王座から陥落。中量級の本場・米国からの挑戦者にスピードで手玉に取られ、王者の強打は不発という展開は、挑戦者ロブ・ブラント(米国)に大差判定負けした村田の試合と重なる部分もある。
「村田戦」のタイトルでブログを更新した竹原氏は「やっぱり手数が少ないな コンビネーションのバリエーションももう少し欲しかったな」と試合を振り返り「残念だ」と続けた。「俺もそうだったが 世間からの期待 重圧が辛かっただろう」と王者だけが知るプレッシャーに触れた。そして「お疲れ様」とねぎらった。