総合格闘技の「ＲＩＺＩＮ」は２６日、大相撲の元幕内大砂嵐（２６）＝本名アブデルラフマン・シャーラン、エジプト＝との試合契約を解除したことを発表した。

　この日、フジテレビの「プライムニュースイブニング」（月～金・後４・５０）が、大砂嵐が再び無免許運転を行った上に速度超過して警察が捜査に乗り出していることを報じていた。ＲＩＺＩＮが代理人を通じて聞き取りを行ったところ、事実関係を概ね認めたため、コンプライアンスに鑑み、同日付で契約解除となった。

　報道では、４月に静岡県内の高速道路上り車線で速度超過した車をオービスが検知。警察が写真を解析したところ、運転していたのが大砂嵐であることが判明した。大砂嵐は現在米国に滞在しているとみられ、来日時に事情を聞く方針としていた。

　大砂嵐は、十両だった今年１月に無免許運転で追突事故を起こし、道交法違反の罪で略式起訴され、日本相撲協会から引退勧告を受けて角界を去った。今回も免許を持っておらず、車は関係者のものとみられる。

　５月には総合格闘家転身を発表し、９月にさいたまスーパーアリーナで開催された「ＲＩＺＩＮ．１３」でデビュー。デビュー戦ではスタミナ切れで背中を見せる失態も見せてボブ・サップ（米国）に０－３で判定負けしていた。