亀田和毅、過去最強ボディーで2階級制覇や 根性と科学融合トレでパワーUP
「ボクシング・WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦」(12日、後楽園ホール)
亀田和毅が1日、都内で練習を公開。この試合に向けてプロ野球・日本ハム、国立スポーツ科学センターなどでの指導歴があるフィジカルトレーナーの多田久剛氏(50)に師事して「オレの弱点」というパワーの向上に努め、世界2階級制覇に自信を示した。
フィジカル練習で汗を流した和毅は「過去最高ですよ」と得意顔。スクワット、ベンチプレスで挙げる重量が20キロも増し「体が変わっていってパワーがついてきたと感じてきた」と、多田氏の科学的トレーニングの効果を実感した。
先に多田氏の科学的トレーニングを受けたのは世界3階級制覇王者で兄の興毅氏。5月に1試合限定の復帰戦を行った際に、「筋肉をつけるのはボクシング界は敬遠する。オレがモルモットになった」という。幼少期には父の史郎氏からユニークな練習を課されていたが、「いろんな勉強があった。親父の根性論から最先端のものまで取り入れて」と自身が収穫を得た上で弟に勧めた。
仕上がりに自信を深める和毅は「今回は手応えありますね。どれだけ出せるか楽しみ」と、決戦へ胸を膨らませた。