WBO年間最高試合に「木村翔VS田中恒成」 壮絶打撃戦で田中が3階級制覇
WBO(世界ボクシング機構)は1日(日本時間2日)、パナマ市で開催中の年次総会で各種表彰を行い、年間最高試合に9月に田中恒成(23)=青木=が、木村翔(29)=青木=に判定勝ちして3階級制覇を達成した世界フライ級タイトルマッチを選出した。総会に出席している田中が3階級制覇の特別賞とともに表彰された。
試合は9月24日に名古屋・武田テバオーシャンアリーナで開催。ミニマム、ライトフライ級に続き、無敗での3階級制覇を狙った同級1位の挑戦者・田中と、3度目の防衛を目指した王者・木村が初回からノンストップの打撃戦を展開。両者一歩も退かぬままフルラウンドを戦い抜き、2-0の判定で田中の勝利となった。田中は、WBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と並ぶ世界最速の12戦目での3階級制覇となった。
なお、年間最優秀選手にはウエルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)が選出。来年の総会は東京で開催される。