元UFC王者マクレガー 那須川戦発表のメイウェザーを挑発「狂っている」
元UFC2階級王者のコナー・マクレガー(30)=アイルランド=が6日、インスタグラムを更新し、“因縁”のボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(41)=米国=を挑発した。
マクレガーは、5日に東京で開催されたメイウェザーとキックボクサー・那須川天心(20)=TARGET=との対戦発表会見で両者が並んでファイティングポーズをとる写真をインスタグラムに掲載。そして世界中に驚きを与えたメイウェザーの「RIZIN.14」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)参戦について早速罵り始めた。「フロイド、トラックスーツかサウナスーツでも着ているのか。東京は暑くなるのか?それともここから何か物語が生まれるのか?」とメイウェザーのファッションも絡めて、物議を醸しているマッチメークに触れた。
さらには「一体何が起こってるんだ?隣の小さな奴は誰だ?狂っている。『ラッシュアワー5』か何かか。クリス・タッカーとジャッキー・チェンかよ」などと過激に挑発した。
UFC史上初の2階級同時制覇王者となったマクレガーは、引退していたメイウェザーを挑発して対戦を迫り、実現に結びつけた。ボクシングの実戦経験はなかったが、ライセンスを取得し、1試合限りの復帰戦と宣言したメイウェザーと、ボクシングの公式戦として昨年8月26日に米国ラスベガスのT-モバイルアリーナで対戦。技術差は歴然で10回TKOで完敗した。それでも試合後には、再戦すれば勝てるなどと言い張り、リマッチの可能性も含めて両者の因縁は続いている。
メイウェザーは昨年、マクレガーとの1試合しか戦っていないが、その試合ではファイトマネーの最低保証が1億ドル(約110億円)あり、これに有料テレビのボーナスも加えて、今年の米フォーブス誌のアスリート長者番付では2億8500万ドル(約313億円)で3年ぶりに首位に返り咲いた。マクレガーも9900万ドル(約109億円)で4位に入った。