井岡、大みそか決戦で4階級制覇目指す 谷村奈南と離婚も「最高の締めくくりに」
ボクシングのWBO世界スーパーフライ級3位の井岡一翔(29)=SANKYO=が12日、都内で会見を開き、12月31日にマカオで同級1位のドニー・ニエテス(36)=フィリピン=と同級王座決定戦を行うと発表した。両者はともに世界4階級制覇がかかり、井岡が達成すれば日本人初となる。
昨年の大みそかは衝撃の引退会見を行った井岡。今年9月に米国での復帰戦を制して2年ぶり、7度目の大みそかのリングに立つことに、「1年の最後の日に試合ができることは、ボクサーとして幸せなこと。大みそかは自分にとっても特別な日なので、また帰ってきたことは、ボク自身、楽しみな気持ちです」と喜んだ。
さらに、日本初の4階級制覇がかかることに意欲十分。「大みそかに記録がかかった試合ができるのは、すごくモチベーションも上がる。引退してから、再起して9月の試合に勝って今回の試合につながった。4階級制覇という、自分でも想像していなかった部分もあるので、大きな挑戦になりますけど、新たな記録を打ち立てたいと思います」と決意した。
今年は復帰しただけでなく、前日の11日には昨年5月に入籍した歌手の谷村奈南との離婚も発表。激動の1年を「人生の中でもいろいろあった1年ですけど、いろんな経験をして、最後の大みそかに4階級制覇をかけた試合ができるので、その日にすべてを証明して、2018年、最高の締めくくりにしたいと思います」と、離婚に関する具体的なコメントはなかったが、好ファイトで全てを吹き飛ばすことを誓った。