亀田和毅2階級制覇!亀田家3年ぶり世界戦で史上初3兄弟複数階級制覇達成
「ボクシング・WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦」(12日、後楽園ホール)
元WBO世界バンタム級王者で、同級2位の亀田和毅(27)=協栄=が3-0(116-112、117-111×2)の判定で同級1位アビゲイル・メディナ(30)=スペイン=を破り、2013年8月に獲得したWBO世界バンタム級王座に続く2階級制覇を達成した。3兄弟世界王者のギネス記録を持つ亀田家としては、史上初の3兄弟複数階級制覇を成し遂げた。
「亀田3兄弟」の三男・和毅は15年9月にWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に連敗して以来、3年2カ月ぶりの世界戦。兄の興毅氏、大毅氏を携え、これまで亀田家が獲得してきた6本のチャンピオンベルトとともに入場した。
和毅はスピードある左ジャブでペースをつかみ、メディナに反撃の機会を与えない。4回終了時の公開採点ではジャッジ全員が40-36で和毅有利とした。7回からメディナが反撃に出て、8回終了時は全員が78-74となった。和毅は11回から最後の力を振り絞り手数を出し、勝利を決めた。
亀田家としては長男・興毅が15年10月にWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)に判定負けして以来、3年ぶりの世界戦だった。そして和毅が14年11月のアレハンドロ・エルナンデス(メキシコ)に判定勝ちしたWBO世界バンタム級王座3度目の防衛戦以来4年ぶりの世界戦勝利となった。
和毅の通算戦績は38戦36勝(20KO)2敗。メディナは25戦19勝(10KO)4敗2分け。