亀田和毅、夢は3兄弟初の他団体統一「もしチャンスがあれば」
WBC世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得し、2階級制覇を達成した亀田和毅(27)=協栄=が13日、都内で試合から一夜明けての心境を語った。正規王者レイ・バルガスとの統一戦がWBCから指示されると見られるが、長期的な目標として亀田3兄弟では初となる他団体との統一王者を目指す夢も語った。
2つのベルトを前に、興毅氏、大毅氏の2人の兄と並んで姿を見せた和毅。激闘の末の判定勝利を「疲れはそうですね。今までで1、2ぐらいに入りますね。結構、全身、疲れましたね」と振り返った。今後はWBC正規王者のレイ・バルガス(メキシコ)との試合が指名されるとみられるが、今後の計画は未定。「次、誰になるか分からないですけど、与えられた試合を1試合1試合クリアしていくだけですね」と語った。
長期的な夢としては、兄の興毅氏が「WBCから言われていないのでわからないですけど、スーパーバンタム級。和毅が統一。すべてまとめてもらいたいぐらい」、「亀田家初の統一チャンピオンへ向けて2019年は一つずつ頑張っていってもらえたらなという気持ちですね」と4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)のベルトを束ねることを望んだ。
亀田3兄弟から複数団体の統一王者は誕生していない。和毅は「そういうチャンスがあれば。お兄ちゃん、大ちゃんができていないことを、自分ができればうれしいですね。来年、もしチャンスがあれば」と静かに語った。
和毅は「亀田3兄弟」の三男で2013年にWBO世界バンタム級王座を獲得。3階級制覇の長男・興毅氏、2階級制覇の二男・大毅氏(ともに引退)に続き、複数階級の王座を獲得した。