元世界王者の河野公平が引退「燃え尽きたと思えるまでできた」
ボクシングの元WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(38)=ワタナベ=が22日、都内で引退を発表した。19年1月12日に後楽園ホールで引退式を行う。戦績は33勝(14KO)12敗1分け。
デビュー戦で敗れ、3連敗も経験。3度目の挑戦で世界を獲り、返り咲きも果たした努力の人は「燃え尽きたと思えるまでボクシングをすることができ、本当に幸せです」と、18年のボクサー生活に別れを告げた。
16年12月には井上尚弥(大橋)のWBO王座に挑戦して6回TKO負け。「格段に強かった」と振り返った。今後は家業のカイロプラクティック治療院を継ぐ考えがあるものの未定。だが、「ボクシングと同じで、コツコツやっていこうと思います」と、第2の人生でも努力を重ねていく。